高脂血症には有酸素運動が効果的?

検査で高脂血症と診断されたら、医師はまず運動療法を勧めるでしょう。1日に30分ほどの運動を週に三回から五回行うと効果的です。

 

定期的に運動をしている人が高脂血症になるのは稀なことですから、おそらく高脂血症と診断される人のほとんどは運動不足になっているはずです。

 

運動が必要とはいえ、急激な運動や、一ヶ月に1日だけ激しい運動をして、他の日はまったく運動しないという方法では、高脂血症を改善することは難しいでしょう。

 

血液中の脂肪、あるいは蓄積された脂肪を減少させるには、呼吸を行いながらする運動、有酸素運動を行います。たとえば、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などです。泳ぐことが苦手という人は、プールの中でただ歩くだけでも効果があります。

 

外に出ることが億劫という人は、自宅でエアロバイクをこいでも、外でサイクリングをするのと同様の効果があります。

 

有酸素運動は体の代謝機能を改善するので、脂肪をより効果的に燃やすことができるようになります。血液中のコレステロールや中性脂肪は、食事療法とうまく組み合わせることで、減少していくことでしょう。

 

食事だと青魚や牡蠣などに含まれるDHA・EPAや亜鉛、タウリンなどを摂取したいものですね。中でも亜鉛は摂取が難しいので、サプリメントからとるひとも多いです。

 

外で運動を行う前に良く準備運動をして怪我の防止をするほか、動脈硬化がかなり進行している場合、心臓に負担がかかるため、運動のメニューに関して専門家に相談してから行う方が安全です。

 

肥満体型の人で、運動療法の効果が薄いと判断された人には、コレステロール降下剤などの薬剤が処方されることがあります。そのように薬に頼るようになる前から、定期的に運動をして、適正なコレステロール値や中性脂肪値をキープしておきたいものです。

 

運動を続けることで、血液中に過剰に含まれる中性脂肪は減少して、善玉コレステロールの量は増加していきます。善玉コレステロールの量を増やし、悪玉コレステロールの数値を低く抑えることが運動療法の目標の一つになっています。